管理番号 | 新品 :37044900 | 発売日 | 2024/09/14 | 定価 | 480,000円 | 型番 | 37044900 | ||
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定価 ¥328万円出品価格@48万円(仕立ガード込)写真4→落款別出品ページ2つあり。柄アップ&作家資料。摺り友禅とは型紙を使用し、日本画の図柄を染め上げる訪問着(着物全体柄)の場合は数百枚の型紙を用います。当社工場の場合、洛中洛外柄、御所風景柄、東海道五十三次柄ですと身丈上下柄で約120枚の型紙を使用しており、着物全体では延1080回型紙を使用して初めて1着の着物に出来上がります。摺り友禅に使用される刷毛は鹿の毛で作られ、種類は大丸、中丸、合丸、小丸の4種類の刷毛を使っております。摺り友禅の始まりは男物の羽裏から始まっております。昔は、着尺友禅がほとんどで、付け下げ訪問着のほとんどは手加工友禅で作られておりました。手加工友禅ですと当工場で作られている様な細かな柄風は作成する事が能です。又、摺友禅はほとんどが男性の職人によって作られております。それは板に一反の白生地を張る為の友禅板が40キロある為に女性の力では持ち上げる事が出来ないからです。最近10年位前から摺友禅の着物も従来の着尺とはちがい、仕立てたときに柄全体の合口が合う訪問着になりました。その為、彫る職人の手間賃も高くなり、一柄作る彫手間賃が当工場で染めております時代風景調の柄で、一柄約300万円以上かかります。よってそう簡単には作ることができないのです。又、型は出来てもそれを摺る事の出来る職人が居りません。それは時代風景調柄で使用する墨糸目は、墨を摺り練り上げた汁を使用するのですが、この墨汁は滲みやすい等、扱いが難しく、しかも色抜きが出来ません。その為20年、30年のベテラン職人が染めており、現在では貴重な着物となっております。 横 塚 染 工 場