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★「人形地獄」 ムロタニ・ツネ象 昭和45年初版本

★ 50年前の漫画です。状態は画像でよくご判断ください。

★古いコミック漫画の特質をよくご存知の方、経年劣化等、ご理解いただける方にお願いします。それなりの経年劣化はありますが、作品の欠損は見当たりません。画像でよくご判断ください。

★当然ながらノークレームノーリターンですので、ご自分で価値判断できる方に限ります。

現在は学習漫画家として有名なムロタニツネ象氏は昭和40年代に少年漫画に親しんだ者にはアニメ化されたギャグ漫画「ドクターツルリ（アニメ化名「ファイトだ!!ピュー太」）」「ビリビリビート（アニメ化名「カミナリ坊やピッカリピー」）」やトラウマホラー漫画「地獄くん」で有名でした。
その氏が昭和40年代の『ぼくらマガジン』誌に発表した連作ホラーをまとめた物です。
表題作「人形地獄」は在日米軍の子供達を誘拐してその魂を人形に入れ替えて折檻を加える霊能力者に主人公の少年剣士兄妹（剣道の全国大会優勝者）が挑む話です。
題名通りの濃厚な人形嗜好で映画「チャイルド・プレイ」より十数年早く残忍で不気味な人形群と、夜の外人墓地を催眠状態で徘徊する半裸の金髪娘、そしてミドルティーンの男女のヌードやスプラッター・シーンが当時としては最高の画力で描かれています。現在の呪みちるさんの絵に少し少年劇画風味を加えた感じでしょうか。

それ以外の収録作も「怪奇死郎」「虫地獄」「パビリオン地獄」と濃厚で、強烈な印象を読者に与える作品です。